ロルフィング®︎と中心軸・上昇力について

ロルフィング®︎と中心軸・上昇力について

身体の中心軸を意識することは、身体を美しく自由にこなす上でも大切です。
実は、胎内で最初に身体の基本形を決めるのは、上昇力を伴う中心軸なのです。

この記事では、ロルフィング®︎による身体の中心軸・上昇力への効果について解説をしていきたいと思います。

胚子に現れた原始線条

人の発生は受精に始まり、受精卵は約2週間で「胚子」となります。やがて、全く狂いなく胚子の中央部に1本の陥没線「原始線条」が現れ始めます。

原始線条は尾側から頭部へ向かって成長し続け、将来の身体の中心軸へと一致します。この原始線条によって、身体の上下、左右、背と腹の位置関係がはっきりするのです。

身体の形を決める生命の創造力は、胎内での数か月間だけではなく、私たちが成人してもなお働き続けます。身体に内在する上昇力について、アイダ・ロルフ博士は次のように述べています。

「骨盤のバランスが取れない時、私たちは身体の中で経験できる均衡状態、すなわち軽量感を生み出す上昇力を得られない。」

ロルフィング®で骨盤のバランスを整えると、身体は上昇力と下降力(重力)の間で絶妙なバランスを取ります。この時、驚くほど身体を軽く感じます。天空へ向かう力と大地へ向かう力が、身体の中で出会う体験です。喜びや平安が身体から自然に湧くのを感じることでしょう。

「一粒の芥子種(けしだね)が大地に根を下ろし、大きな枝をつくり空の隠れ場となるように」、私たちの身体の構造にも自然の法則は脈打っているのです。

ロルフィング®︎の具体的な効果についてはこちらの記事をご参考下さい。
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